パソコンだけでなくスマホやタブレットなどの様々なデバイスを使用していると、気づいた時には管理しきれないほどのアプリやソフトのパスワードに頭を悩ませる事になります。
さらにWordPressで自分のブログを立ち上げるとなると、数多くのパスワード管理が必要になるでしょう。
それをパソコンに直接保存しておくのはセキュリティ上とても危険な状態であることから、パスワード管理ツールを利用するのが一般的です。
無料から有料のツールまで様々なパスワード管理ツールがありますが、特に知名度が高く無料で使えて便利なのが『LastPass(ラストパス)』。有料ツールと比較しても負けず劣らずで評判のツールです。ゆくゆく有料のツールを検討するとしても、エクスポート機能でデータを出力することも可能なので、安心して試してみることができるでしょう。
LastPass(ラストパス)をおすすめする3つ理由
1,無料で利用できる
とてもシンプルで使いやすく無料であることがラストパスの一番の魅力で、パスワード管理と複雑なパスワード生成機能が利用できるので、ほとんどの人にとって必要十分な機能を備えています。
2,有料だったスマホ版も無料で利用可能に
さらに、いままでスマホ版は有料だったラストパスですが、無料で利用できるようになりました。パソコンのパスワードデータと同期したい場合はプレミアム会員(年/12ドル)が必要ですが、利用するにしても他のパスワード管理ツールと比べてコストパフォーマンスに優れています。
3,安全ではないパスワード管理をしていると警告してくれる
私自身も全く気づかないでいたのですが、Wi-FiとFirefoxのパスワードがセキュリティ管理されていない場所に記録されていて、ラストパスを導入してはじめて知って驚いた経緯があります。もしこの状態で、パソコンがウイルス感染してしまったら、情報漏洩していたと考えると不安を感じてしまいました。ChromeやFirefoxなどのブラウザに記憶させている方も多いと思いますが、このような問題があるため、ブラウザにパスワードを記憶させておくことはリスクが有ることを知っておきましょう。
いいコトだらけのラストパスにもデメリットは当然ある
ラストパスはクラウド型のパスワード管理ツールなので、暗号化されるといっても第三者が管理する事になる不安があります。そのようなことを踏まえて、銀行やクレジットカードなど、特にセキュリティが心配されるものは自己管理するようにして、それ以外の管理をラストパスで行い、定期的にパスワードを変更するなどの対策をしていくと良いでしょう。
LastPass(ラストパス)の導入方法
1、まず初めにラストパス(https://lastpass.com/ja/)にアクセスして『今すぐダウンロード』をクリックします。
2、以下の様な画面に切り替わりますので、ウインドウズPCならそのまま『今すぐダウンロード』をクリック。MacPCやモバイル版をダウンロードするならボタンすぐ下にある『or view the other download options』をクリックすると、Mac、Linux、モバイル版のダウンロード画面に切り替わります。
3、画像ではChromeを使用しているので、ダウンロードすると以下のように表示されます。
4、ダウンロード完了後にフォルダを開きます。
5、さらに、右クリックから開くをクリックします。
6、画面が切り替わり、『パソコンに変更を加える』でOKボタンをクリックすると、以下の画面が表示されますので、『LastpPass(ラストパスをインストール』ボタンをクリックします。
7、今回はじめて導入するので、『新しいアカウントを作成する』ボタンをクリック。
8、あなたのメールアドレスとマスターパスワード(あなたが覚えやすく、パスワード強度も強いものが理想)、入力間違い防止の為、マスターパスワードの確認にもう一度パスワードを入力します。マスターパスワードリマインダーには、マスターパスワード忘れた時に思い出すための自分だけがわかるヒントを入力しておきます。
9、こちらがアカウント作成後に使用しているブラウザで開く『ラストパス』の管理画面です。使い方はとても簡単で、画像では試しに既にアカウントを持っているGmailを登録してみました。現在のGmailはメールアドレスでログインボタン、さらに、もう一度パスワードでログインボタンをクリックする、2段階のログイン方法で自動登録がうまくできなかった場合の手動で『サイトを追加』する方法を紹介します。
10、左メニューで『サイト』をクリックして選択します。まだひとつもパスワードを登録していない状態だと以下『画像とサイトを追加』のように表示されますので、赤いマークにマウスポインタをおきます。
11、すると、以下のような選択ボタンが増えます。今回はḠmailを登録する前に複数のメール登録をした時に、まとめてフォルダ分けができるように、メールフォルダを事前に作成しておきたいと思いますので、一番上の『新しくフォルダを追加する』をクリックします。
12、任意で好きな名前のフォルダを作成してみます。今回はわかりやすくメールというフォルダにしました。すぐ下の欄はフォルダの中にサブフォルダを設定するときに使うものなので今回は使用しません。
13、以下のようにメールフォルダが作成されました。
14、続いて先ほどと同じ右下の赤いマークにマウスポインタをおいて『サイトを追加』ボタンをクリックすると以下の様な画面が表示されるので、GmailのログインURL、名前にはあなたがわかりやすい任意の名前(今回はGmail)、Folderは▼マークをクリックすると、プルダウンで先程作成した『メール』フォルダが表示されるのでクリックして選択。ユーザー名にあなたのメールアドレス、最後にパスワードを入力して保存をクリックするとGmailのパスワードがラストパスに保存されて完了です。
15、次はとても簡単な自動保存の場合を紹介します。xserver(エックスサーバー)を例にとって紹介します。まずエックスサーバーTOPページの右上のログインボタンにマウスポインタをおくとプルダウン表示されます。今回はサーバーパネルのログインパスワードを保存してみたいと思いますので、サーバーパネルを選んでクリック。
16、サーバーIDとパスワードを入力してログインボタンをクリックします。
17、すると、ブラウザ上部にサイトパスワードを保存するかどうかを緑色のラインで表示されますので、『サイトを保存』ボタンをクリックします。
18、すると自動で入力済みの画面が表示されますので、問題がなければそのまま保存ボタンをクリックします。
19、今回はフォルダを作成していなかったためnoneに分類されました。
20、いかがでしたでしょうか?チョット説明が長くなりましたが、ラストパスでパスワード管理をするようになると今までの手間がウソのように解消されるとても使えるツールです。ラストパスでわずらわしいログインの手間を減らして、スピードを上げて作業を進めていきましょう。